都立工芸高等学校

あまり有名じゃないかもしれない工芸高校は都立の工業高校です。場所はJR・都営三田線水道橋駅の近く。いや、それよりも東京ドームの側、といった方がわかりやすいかもしれないですね。私が通っていた当時は校舎は古く、知らない人に言わせると「とても高校には見えなかった」そうです。現在は新しいビルになっており、赤いオブジェが前に建ってまして、やはり「高校には見えない」と思います(笑)
私が受けた当時の受験の内容は普通の高校と同じ5教科で、実技テストはありませんでした。あ、ちなみに推薦入学の面接を受けて入学しちゃう手もあります。でもこれはかなりの倍率なので、私も受けましたがダメでした(苦笑)
で、この高校は全日制と定時制があり、全日制は当時、機械科・室内工芸科・金属工芸科・印刷科・デザイン科の5つの科がありました。(現在はそれぞれの名称がカタカナの名前になっている。マシンクラフト科・インテリア科・アートクラフト科・グラフィックアーツ科・デザイン科)1学年につき、機械科は2クラス(現在は1クラス?)他は全部1クラスしかなかったのでクラス替えというものはなく、3年間同じクラスメイトでした。各クラスは40人前後で科によって男女の比率が違いましたが、私のいたデザイン科は女子のが多かったです。

さて、このデザイン科で何を学んだかというと、基本的な編集・立体・平面デザインに、一眼レフカメラで撮影して暗室で現像したり、シルクスクリーンで刷ったり、Macで絵を描いたり…デザインに関することを幅広く学びました。
勿論、実技ばかりではなく、デザイン史や工業デザインに関する授業も受けるので、デザインのテストもありました。でもテストはそんなに苦ではなく、それよりも実技の課題の数がすさまじく、特に学期の終わりの最終提出日には、皆それまで溜め込んでいた課題を慌ててこなしていたように記憶しています(笑)
でも、この沢山の課題の進行の管理とアイディアが浮かばなくてもなんとかまとめて提出する…という作業は、デザイン業界へ就職するための訓練なのでしょうね。とにかく私は入学した当時、具体的に「これがやりたい!」と思っていた物があった訳ではなかったのですが、少しずついろんなデザインを学ぶことができたので、自分に向いてるのは○○デザインだな…と見極めるのにとても役立ちました。
ちなみに、このような授業内容なので、普通の高校で習うような教科の授業はその分減ります。特に数学は3年生になるとないし、音楽なんかは3年間なかったですね。体育はありましたが、当時校庭が狭かった上にプールがなかったので水泳という授業はありませんでした。あ、でも勿論、このような教科の中間・期末テストもありました。私は授業中、居眠りはしないけどノートにらくがきしていたタイプだったので(笑)テストの1週間前から計画立てて勉強し直して結構辛かったですね(自業自得だ、そりゃ(^^;)
でもって、当然、このような授業内容なので、卒業すると大体の人はデザイン関係の会社に就職するか、デザイン関係の専門学校に入学します。私は就職するつもりで、やはり3年生の夏休みあたりから就職活動もしましたが、卒業後は結局バイトをしてました。

さて、こんな工芸高校には年に1回「工芸祭」という文化祭があります。文化祭というと、お祭りをイメージしますが(?)あんまりそ〜ゆ〜雰囲気でもなく、メインは在校生の課題の展示です。多少作った物の販売などもありますが、どちらかと言ったら「生徒さんの作品を見に行く」つもりで行った方が良いかと思います。
この「工芸祭」は毎年10月下旬〜11月上旬に2日〜3日間開催されます。場所は勿論、工芸高校です。どなたでも入場できますし「工芸祭」の時には、JR水道橋(お茶の水寄りの改札口あたり)から工芸高校を見ると、でかでかと看板が出ているはずなので、わかりやすいかと思います。いつか機会がありましたら、一度行ってみてください(^^)/